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母乳育児と男性心理 [母乳育児]

 母乳について、4回目。

 むかしむかし、大学生の時にジェンダー論のクラスで、

 「育児で女性だけしかできないたったひとつのことは母乳をあげることです。」

 と、男性の先生が言っていたのをよく覚えています。つまり、母乳の授乳以外はすべて男女どちらでもできるので、育児は女性(母親)だけのものではない、ということです。これを聞いて、大学生の私は「うんうん、その通りよね~」と思っていたし、出産するまでそう思っていたのですが・・・(ちなみに今でもそう思っています)

 いざ、待ったなしの24時間育児が始まると、新米ママはもちろん、新米パパもいろいろ戸惑ってしまうことがありますよね。うちの夫は実は赤ちゃんの泣き声が苦手なのです。男性は女性に泣かれると困ってしまうらしいですが、彼は赤ちゃんに泣かれても困ってしまうのです。

 そんな時、最初の1・2ヶ月はだいたいおっぱいで泣いているので、授乳すると、必ず泣き止みます。哺乳瓶は使っていないので、私しか授乳はできません。最強兵器、母乳。なのでした。

 夫は一生懸命育児を頑張ってくれていたのですが、母乳でしか赤ちゃんが泣き止まないのを見て、無力感というか、虚無感というか、そんなものに襲われるようになったのです。要するに、私が母乳育児をしていることで夫は育児へのモチベーションが[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]になってしまったのです。

 そうなると、赤ちゃんのお世話はやっぱり母親がいんじゃないか・・ということになり・・。私としては授乳は私しかできないけれども、それ以外のことで夫にもできることがあるじゃんかー、と思ったのですが、一時夫はそんな心理状態にあったようです。(今はそれを乗り越えて、いろいろやってくれてますよー、ありがとうね[ハートたち(複数ハート)]

 かくも男性はナイーブな存在である、ということですね。全ての男性がそうではないし、「授乳は僕にはできないけど、それ以外のことを精一杯やりたい!」と育児雑誌に語っているイクメンもいるし・・割り切ればいいのに、割り切れない男性心理に、「じゃあ、私が母乳をあげているのがだめなの?哺乳瓶で粉ミルクをあげればよかったの?」と私も最初は必死に母乳育児していただけに、かなり辛くなってしまいました[もうやだ~(悲しい顔)]

 まあ、今ではお互いそこを乗り越えて、なつかしい思い出ですが、でも、夫婦ともに辛い思いをしました。まさか、母乳育児をすることでこんな気持ちにならなきゃいけないなんて、想像もつきませんでしたわ。

 粉ミルクも併用すると、男性も授乳という行為に参加できますよね。夫にも授乳してほしいから、他人に預けたいから、粉ミルクで哺乳瓶で育てる、というのも考えかたとしてありなんでしょうね。でも、母乳をあげることは女性にだけしかできなくても、それ以外のこと、おむつ替えや、お風呂、家事、などは男性もできるのですから、そういうところで頑張ってくれれば・・と思うのですが、なかなか上手くいかないこともあるようです。

 まあ、でも、母乳育児の前で虚無感におちいる男性心理も「慣れ」の最初の段階であって、それを越えると、「そんなもんだ」と慣れてくれるんだと思います。母乳育児は母親と子ども、だけのことではない・・ということですね。


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助産院での母乳ケア [母乳育児]

 台風の影響で朝から雨[雨]の名古屋近郊です。

 今日は午前中に近くの子育て支援センターで0才児の集いがあるので、買い物がてら行ってこようかと思ったら、ひろくんは授乳のあと、午前のねんねタイム[眠い(睡眠)]に入ってしまったので、ブログ書きます。

 母乳について、3回目。今日は私が出産後に受けた母乳ケアについてです。

 助産院で感動のお産のあと、待っていたもの、それは「おっぱい道場」でした。出産して、母になれば豊かな母乳が湧き出してくる・・・ということはなく、母乳初心者には修行みたいな辛さもあったなあ・・と今振り替えって思います。

 最初はあまり母乳も出なかったし、赤ちゃんの体重も減り続けていました。

 出産当日を一日目と数えて、産後3日目、一度測定したら、一回の授乳で飲めたのは6cc(授乳前より体重が6g増えていた)、産後4日目は26cc。産後4日目まで体重は減り続けました。出生体重の10%が減ったら、ミルクを与えましょうか・・ということだったのですが、産後4日目、ギリギリこのラインでセーフでこのまま様子をみましょうということになり・・どうなるかな、と思ったら、翌日の産後5日目初めて体重が前日より増加し(80g増:この時は嬉しくて涙が出そうでした)、そのまま母乳のみでいけました。

 赤ちゃんは生後2・3日分のお弁当と水筒を持って生まれてくるから、最初は母乳が出なくても大丈夫、ということは本で読んで知っていたのですが、それでも、おなかをすかせる赤ちゃん、出ないおっぱい、授乳の痛み・・などなど、この時期はいろいろと辛いこともありました。

 ちなみに、母乳のためには出産後から母子同室にして、頻繁に授乳することで母乳が出やすくなると言われていますが、私の場合は「母子同床」、同じお布団で添い寝していました。さっと母乳を上げられるのはよかったですが、特に産後2・3日目の夜は私もまだ上手く母乳をあげられない、赤ちゃんも上手く母乳を吸えない、第一、母乳が出ているかも分からない・・で授乳しても夜泣きは止まらず、夜中の3時ごろまで赤ちゃん寝てくれず・・。こっちも泣きたい~と思いながら授乳していたら、助産師さんが真夜中に見に来て助けてくれたり・・なかなか大変でした。(その後、産後一週間で実家に戻ったあたりから夜は3~4時間まとめて寝てくれるようになりました。母乳の分泌が増えたからかな?)

 また、入院中は毎日赤ちゃんの沐浴の時間があったのですが、その時、私も毎回おっぱいマッサージをしてもらいました。まだおっぱいが出ないうちはこれはかなり痛かった・・出るようになったら、心地よかったですが。(おっぱいマッサージは日本独特のものみたいですね。私は毎日一度してもらっていたけど、病院に入院するとどうなのかな?)

 と、まあ、こんな感じです。

 産後は自分の養生のための入院でもありますが、母乳のために過ごした時間という印象が強いです。お産の直後に水分かなにかを赤ちゃんに与えることがあったのかな?とあとで聞いてみたら、何も与えていなかったそうで、母乳以外は赤ちゃんが口にするものがない環境でした(ビタミンK2シロップは別。これは母乳の機能に近いNUKの哺乳瓶で飲ませてもらいました)。

 おかげさまで、退院後は豊かに出るおっぱいになり、赤ちゃんの体重増加も順調すぎるほど順調でした。私は周りに母乳育児をしている人がおらず、母も姉も母乳だけで育てることはできなかったのですが、やっぱり母乳は最初のセットアップが大切だったんだ!と学びました。哺乳類だから母乳で育てられる体にはなっているけれども、現代ではいろいろと環境を整えないと難しいこともあるのでしょうね。

 ところで、本の紹介です。生後一ヶ月、おっぱいをあげてもあげても泣いてしまうひろくんに、もうお手上げ状態で、ちょっとでも寝てくれるんなら、粉ミルクをあげたいよ!と思ってしまったことがありました。そんな時に助けてくれたのが↓の本『おっぱいでらくらくすくすく育児』です。おっぱいをあげても泣いてしまうのは、お腹がすいているからではない。その後ミルクをあげるとがぶがぶ飲むのもおっぱいが足りないからではない。など、母乳育児の誤解されやすい点について丁寧に解説されています。混合から完全母乳を目指すにはどうすればよいか、などものっています。薄い本で簡単に読めます。イラストもかわいらしくて和みました。母乳に関しては分厚い本も読んだけれども、離乳食以前のことについてはこの一冊でじゅうぶんでした・・この本を読んでから、夜中の授乳でふとんから出て座椅子であげるのをやめ、添い乳するようになったら、随分いろいろ楽になりました。

(著者は名古屋の助産師さんで、実は出産する助産院を検討する時、候補にしていたところの先生でした。そうとは知らず、でしたが・・。こちらの助産院のHPの母乳相談の掲示板は参考になることが多いです。)

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赤ちゃんは哺乳瓶がお好き!? [母乳育児]

 母乳について、2回目です。

 初めて妊娠すると、どういう基準で産院を選ぶのでしょうか?やっぱり初めてだし、よくわからないし、安全に産みたい。評判がよくて、サービス[レストラン]もよくて、安全に快適にお産ができるところ・・と考えるのが普通ではないでしょうか。

 かくゆう私も、最初に妊娠がわかって産婦人科を決める時はそんなことを考えながらリサーチし、近所で定評のある産婦人科を選びました。その産婦人科のパンフレットで「母子同室」という言葉にはじめて出会いました。「出産後は翌日からの母子同室、希望があれば出産当日からの母子同室」と案内されていました。初めて見た時は、産後は疲れてるから少し休ませてほしいよね・・母子同室ってめんどくさそう・・[モバQ]と、ぼんやりと考えていました。

 と、ここで話の方向が変わるのですが、私には少し年の離れた姉がいます。姉は年子で甥と姪を産んだので、二人が赤ちゃんの時は育児がそりゃあ、もう、大変そうでした。私の印象に一番残っているのは、姉が実家に帰っている時、せっせと哺乳瓶にミルクを用意する姿でした(姉はほとんど完全ミルクで育児しました)

 哺乳瓶を取り出して、消毒して、ミルクを溶いて、冷まして、飲まして、哺乳瓶洗って、しまって・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 将来子どもを持つかどうか、その時は分からなかったけれども、「赤ちゃんのお世話ってすごいめんどくさいじゃん!」と、マイナスのイメージ[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]を持ってしまいました(生来ずぼらなので、私にはとてもこんなことできない・・と思いました)

 姉に聞いたことがあります。

 「母乳あげないの?」(今から思えばデリカシーのない質問ですね・・あの時はごめんねお姉ちゃん)

 姉は、

 「あげたいけど、飲まないの。最初は飲んでくれたんだけど、哺乳瓶のほうが飲みやすいから、ミルクばっかり飲むようになっちゃって・・もう出なくなったんだよ」

 これは、20代前半の私にとっていろいろと衝撃[exclamation&question]な発言でした。

 だって、母乳って赤ちゃんのための飲み物なのに、なんで飲まないわけ?なんでミルクがいいのー?母乳って出産したらどばどば出るようになるんじゃないの?止まっちゃうのー?・・等々・・

 去年の6月に初めての妊娠が分かって、でも仕事の忙しい時期で、どたばたしていて、7月も下旬に入って一息ついていろいろとお産の本を読み出した時、姉の言っていたことが脳裏によみがえりました。そして、母乳をよくだすために産後すぐの母子同室の大切さも理解したのでした。

 よく聞いてみると、姉の場合は産後2,3日後からの母子同室、それまでは病院側で粉ミルクを与えることもある、という状況のようでした。姉の場合はそれでは母乳によくない、と分かっていても、第二子も同じ病院を選びました。近かったし、色々なことが分かっている安心感があったからかなと想像しています。無事出産できたけれども、母乳育児はできなかったと残念がる姉を見ていたこともあって、自分は母乳育児の支援の手厚いところで産もう、と思ったのでした。(理由はもちろん、ずぼらだから、母乳メインのほうが楽だと思ったからです)

 ということで、私は幸いにも、姉の経験を見聞きしていて、そこから意識が高まって色々本を読んで母乳のことを考えたお産を選ぶことができました。まあ、別に母乳について考えていなくてお産しても、母乳で順調にいける人もいるし、そうでない人もいる、さらには最初からミルクでいいわ~・・の人もいる。

 でも、今から思うと、出産はほんの一瞬のできごとだったけれど、母乳やミルクライフはその後何ヶ月も(もしくは何年も)続くわけで・・やっぱり母乳に関する知識は産む前からあったほうがいいんじゃないかと思います。

 最初は母子が一緒にいて、頻繁に授乳することでおっぱいが出るようになること。

 哺乳瓶で粉ミルクをあげていると、赤ちゃんはおっぱいよりも飲みやすい哺乳瓶から栄養をとるようになって、おっぱいを拒否するようになることがある(乳頭混乱が起きる;今はよりおっぱいの機能に近い、「飲みにくい」哺乳瓶もありますけどね)

 これくらいは知っておいたほうがいいんじゃないかなあ・・と思いました。

 (母乳のメカニズムについて、あまりにも自分は知らなかったなぁ・・と思います。妊娠の仕組みなどは高校の保健の授業でも習うけれども、母乳のことや出産のことは習う機会がなかなかないですよね。できれば10代のうちにどこかでそういう場があればいいのになぁ・・と思います)

 ということで、母乳に手厚い環境を求めて(+自然なお産への憧れから)、いろいろ問い合わせて説明も聞いたなかから、私は近隣の助産院を選んだわけですが、 ベビー・フレンドリー・ホスピタル(BFH:赤ちゃんに優しい病院)を選ぶのも一つの手ですよね。BFHでなくとも、母乳育児に力を入れている産婦人科もたくさんありますね。(実は私が最初お世話になっていた病院も実はなかなか母乳ケアはしっかりしているようでした。でも、提携している大手粉ミルク会社の製品の宣伝とか、指導がなんとなく鼻について・・結局はフリースタイル出産がしたかったので転院しました。それにしても、母乳育児を促進するため、粉ミルクはTVコマーシャルをしてはいけないことになっているそうですが、クリニックでこれだけ試供品をばらまいたり、指導したりして宣伝してたら結局はあんまし意味がない気がします)

 ところで、姉は私が母乳で育てているのを見て「私ができなかった分までがんばってね」と励ましてくれました。私が母乳育児できているのは、姉の経験のおかげ、とも言えるかも。ありがとうね、お姉ちゃん[ハートたち(複数ハート)]

 ここまで長々と読んでくださってありがとうございます[ぴかぴか(新しい)]
 次回は出産後は「おっぱい道場」と化した助産院での経験について書いてみようと思います。
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母乳育児のイメージ [母乳育児]

 独身だったり、まだ出産していない友人に完全母乳で育てているよ~、っていうと、「すごいねー」と言われます。粉ミルクなしで、母乳のみ、というのはとても大変なこと・・という印象らしいです。かたや、近所で出産を経験しているママちゃんの知り合いのなかには当たり前のように完全母乳の人が多いです。母乳に熱心な産院の多い地区なのかも?と思います。

 出産経験者と未経験者の母乳に対するイメージのギャップって何なんだろう・・出産未経験者はそもそも経験がないわけですから、一番身近な経験者=母親の育児を参照するのではないでしょうか。われわれの母親世代、今の50~60代のおかあさんが育児をした時は人工乳育児全盛だった時代だったわけで・・自分たちは粉ミルクで育っているから、母乳だけで育てるって、なんだかイメージがわかないし、そんなことできるのか?って思ってしまう。

 ここで思い出すことがあります。あれはちょうど10年前(もう10年かぁ・・)、アメリカの大学で女性学のクラスをとっていた時に、「いつまで母乳をあげるのか」についてディスカッションしたことがあります。うーん、どれくらいなんだろう?自分の母親に母乳は2,3ヶ月与えてあとは粉ミルクだけで私を育てたと聞いたことがあったので、「Two to three months?」と言ってみました。

 反応はですねー・・・、なんと鼻で笑われました!(と感じたのは私だけかも)まったくこのアジアの小娘は何言ってるんだ。Too short!というわけです。詳しくは忘れてしまったのですが、Six monthsとか、One yearとか、Two yearsとか、私からすれば信じられない期間をみんな口にします。もう、目が点でした。えー・・母乳ってそんなにあげられるんだ!?というのがすごい驚きで、じゃあ、なぜ自分は2,3ヶ月だったんだろう・・と思ったんですが、その原因を深く追求するまでには至りませんでした。

 先進国のなかでも日本は母乳育児率が低いそうです。産後数ヶ月で30%になってしまうという数字をどこかで読みました(これは完全母乳の率かな?よくわかりませんが)

 自分の母親の粉ミルク育児の経験や、周りが粉ミルクを使っていることもあったりして(退院のおみやげに粉ミルクがもらえる産院もあるそうですね)、私たちの世代は赤ちゃんのお世話=哺乳瓶で粉ミルクをあげるという刷り込みがあるような気がします。母乳育児の可能性に気づけない環境に残念ながらあるというか。

 もちろん、粉ミルクが必要な人もいます。そこを否定するわけではありません。でも、知っていたら結果が違っていることもあるかも知れない。経験のなさを補う意識があったら、知識があったら・・と思うことがあります。

 というわけで、母乳について、自分の経験から考えたことをこれから書いていこうと思います。まだ出産を経験していない同年代のお友達に説明する気持ちで書きます。でも意見の押し付けではないのです。ムカツク文章だったらごめんなさい。

 さて、私の母も姉も出産後、母乳をあげることができたのは最初の2・3ヶ月でした。かたや、私は現在産後7ヶ月、息子に粉ミルクをあげたことは一度たりともありません。必要なかったからです。私だけ突然変異のホルスタイン!?なのでしょうか・・いやいや、母も姉も環境さえそろえばおっぱいは出たのだと思います。そのへんについて私の経験で何が違ったのか、気づいたことを次回書いてみます。
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湯ざまし考 [母乳育児]

 言ってもしょうがないけど、毎日暑いですね[晴れ]

 こんな暑い季節には、お風呂上がり[いい気分(温泉)]の冷たいお茶とか、気持ちいいですよね(人によっては冷たいビールとか・・)

 最近、いつもお風呂あがりに冷蔵庫で冷やしたルイボス茶(前回書いたお茶です)を飲んでいると、息子ひろがとても欲しがるので、生後6カ月も過ぎたことだし、母乳以外もいいかと、お風呂あがりにちょくちょくコップから上げています(まだあんましコップからはうまく飲めませんが、ずびずびおいしそうに飲んでいます)

 ということを、6カ月健診があったので、母子手帳に書いておいたところ、かかりつけのドクター曰く、

 「ふーん、ルイボス茶ねぇ~、まあ、あれは漢方みたいなものだけど、あげても問題ないんじゃない」

 おお、ドクターもルイボス茶を知っていました!しかし、このあとの発言がすごかった・・・

 「でもね、お茶、あげる必要ないよ」

 え、でも最近大人がお茶を飲んでると欲しがるし、のどがよく渇いているみたいなんですけど・・

 「うん、そういう時はね、母乳をあげればいいんだよ。」

 とのこと。ドクターによれば、湯ざましは不要、のどが渇いていたら母乳でOK!とのことでした。

 大人の感覚だと、のどが渇いているときはさっぱりしたお茶がいいかな?とか、母乳しか飲んでいない赤ちゃんが大人の飲んでいるお茶をほしがると、つい嬉しくなってあげてしまいがちですが、赤ちゃんにとっては母乳で十分のどが潤うそうです。

 この発言に自信を得て(?)、以来、お茶はほどほどにして、母乳をよく上げるようにしていますが、本当に母乳って便利だなぁと思います。余計なものは与える必要はなく、シンプルに・・が一番いいかなぁと思います。

 そんなわけで、まだ離乳食は始めていません。7カ月になったら、ちょっとずつ、あげてみようかと考えています。
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どたんきゅー(母乳とお薬) [母乳育児]

 ここに来て育児疲れが出てきたようです。 

 産後三ヶ月の先月から、今日はあの科、それが治ったら今度はこの科・・・と、新しい病院の診察券を作ることが立て続けにありました。新緑とともに3か月の潜伏期間(?)が終わり、やっと外の世界に出られる・・・と思っていた矢先ですが無理はいけませんね・・・梅雨まっさかりだし、おうちでゆったりがよいですね(雨の日は副交感神経優位になるらしく、本来休むにはぴったりなのだとこのあいだ新聞に書いてありました)

 さて、そんなどたんきゅー生活のなかで、おっぱいとお薬について私が聞いたことを書いてみます。

 母乳育児をしていると、自分の飲んだお薬の成分が母乳に移行するため、市販薬を飲んだり、病院に行くのを躊躇してしまうお母さんも多いのではないでしょうか。私は先日かぜで38度の熱が出て、頭ふらふら、もう限界!ということでお医者さんに行ってきました。(このためだけに、母に仕事を抜けてもらって一時間かけて来てもらって、大感謝!もちろん、午後から仕事を休んでくれた夫にも感謝ですよ~)

 漢方を取り入れているお医者さんなので、葛根湯・六君子湯・抗生物質などが処方されました。(ところで、診察の結果、「体がお疲れモードですね~」と言われました。同じことを先月かかった別の科や足つぼサロンでも言われたな・・・)

 気になる母乳との関係は、「薬の成分は母乳に移行します。でも、少量だし、すべて赤ちゃんにも投与できる薬だから安心してください。葛根湯は乳腺炎の治療にも使われるんですよ」とのことでした。(薬剤師さん談)

 ということで、安心して服用しています。かぜは軽いながらも息子にもうつってしまったので、母乳中の漢方成分が効かないかなぁ~と、もらったお薬をお湯で溶いて飲みながら思いました。

 ここ2か月間でいろいろ不快な症状があり、病院にかかった経験から言えることは、母乳育児中だからと、「子供のために・・」がまんするのではなく、自分が楽になるためにも怖がらず、お医者さんに行ったほうがいいと思います。「自分のため」は、とりもなおさず、「子供のため」なのだから。(ただ、母乳育児だと待ち時間が長いとなかなか人に預けられないため、一緒に来てくれる人のサポートが必要ですが。もしくは診察室に連れていくとか)

 それにしても、「授乳中です」と言うと、母乳に成分が出ても安心なお薬にしていただけたり、より影響のない処置をしてもらえたり、「この間の処置で母乳の出に影響はなかったですか」と気遣ってもらえたり、かかったお医者さんには幸いにも大変理解があり、ありがたいことだなあ・・[ぴかぴか(新しい)]と思います。

 完全母乳生活もはや4ヶ月半。目標にしている「生後6か月間は母乳栄養で」(WHOの推奨)のゴールも近づいて来ました。自分の体をいたわりながら、無理なく続けたいです。

 

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乳くさい・・・ [母乳育児]

「乳臭(ちちくさい)」と言えば、子供が赤ちゃんっぽさが抜け切らないとか、そういうことですよね(違ったかな?)

今回はそういうことではなくて、Tシャツのお話です。

今月に入って、夫が「なんか、俺のTシャツほんわかちちの臭いする・・」

と、言い始めました。

まー、授乳ブラや、母乳パッドと一緒に洗濯するから、ほんわか匂いがつくかもね、と、最初はなんとなくほほえましい話だったのですが・・・先日「すごい臭いんだわ!」と言われ、匂いをかいでみると・・・

う、小学校の時にかいだ牛乳をふいた後のぞうきんの匂いと同じ[exclamation×2]ではありませんか・・・

私たち&赤ちゃんの衣類と布おむつを分けて洗濯しているので、天気がよければ毎日2回洗濯機を回しています。今後は母乳関係か、夫のTシャツも分けないといけない・・・と暗くなってしまいました。

と、全然モチベーションが上がらないまま、夫のシャツ類を溜め込んでいたら、昨夜やおら、「洗濯しんとー」と、夫自ら洗濯機を回していました。どうもありがとう[揺れるハート](靴下を床に干すのは、ちょっとやめてほしいですが・・)

それにしても、母乳の匂いが牛乳の匂いに似ていたのはなんだか感動[ぴかぴか(新しい)]でした。われわれ人間も牛さんと同じ哺乳類なんですね、やっぱり。

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寝かせテク [母乳育児]

 GWの疲れが出たのか、育児疲れがたまっていたのか、先日ダウンしてしまいました。

 日がな一日お布団の中。家事その他もろもろはサボっても、問題はひろくんの授乳です。他のことは夫にお願いできても、これだけは私がやらにゃあ・・・でも、起き上がるのは辛いので、普段は夜だけの添い乳を日中も解禁。ひろくんと二人でねんねしていたのですが、その時に発見したことがあります。

 ありゃ、ひろくん、日中もよく寝るじゃん!

 普段は授乳してうとうとしても、布団に降ろすと起きてしまうことが多いので、一日じゅうだっこ状態。育児掲示板をのぞいても、「降ろすと起きるので、一日中だっこしてます」とか、「うちの子は日中寝ません」という声も多いので、「ひろくんもそうなのよね~」と寝ないことに対してあきらめていたのですが・・・

 要はうとうとしている時に体を動かすと起きてしまうわけで、寝たまま授乳すればそのまま寝てくれる確率も高いのでした。夜は添い乳で寝かしつけてますが、スンナリ寝てくれるのは夜だから、と思っていました。それもあるけれど、お腹いっぱいになってうとうと・・・の状態を寝たままキープできれば、そりゃ、寝やすいですね。

 なんとなく、授乳は座って、赤ちゃんをみつめて・・という固定観念に縛られていましたが、いつでも添い乳しても構わないわけで・・・私も体が休まるし、以来日中も添い乳が増えています。

 思えば、出産直後、経過観察で横になっている時、助産師さんに一番最初に教えてもらった授乳スタイルがこの「添い乳」でした。「慣れるまでやりにくいけど、できると楽だよ~」と言われても、その時はなかなか上手くできなくて、なんでこんなやりにくいのを最初に教えるんだろう?と思っていたのですが、一度覚えると、ほんとうにとっても楽です!

 添い乳を知らないと、例えば、お母さんが寝込んだ時は粉ミルクで・・になってしまうかもしれませんが、知っていれば母乳を続行できます。ありがたいことです。

 子供がねんねの時期は、疲れ気味のお母さんも無理せずねんねで・・・いいと思います。

 というわけで、私今まで真面目にいろいろ考えていたかもね~、とか、もう疲れたのよ~、とか、最近夫に当たっちゃうわ~、とかつらつらぼんやり考えながら、お布団でひろくんに添い乳している時間は実はとってもリラックスできる時間なのでした。

 産後疲れ、育児疲れを甘く見てはいけませんね。そんな時は赤ちゃんもお母さんもゆっくりお休みできる添い乳だぁ~!と心の中で叫んでいます。
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清く、正しく、美しく・・・ [母乳育児]

 用事があって(というのを口実にして息抜きも兼ねて)、先日まで一週間実家に滞在していたのですが、その間、ストレスが溜まっていたこともあって、いろいろ食べてしまいました。おっぱいによくないからと遠ざけていた、甘いもの、牛から出るもの(牛乳とか、ヨーグルトとか、カフェオレとか)、お肉、油っぽいもの、などなど・・・それぞれ少しずつ、のつもりだったのですが・・おっぱい痛いです(泣)因果関係は分かりませんが、一週間前はすべすべだったHiroのお顔はガサガサ、ブツブツ、両肩には謎のできものが・・・(ごめん~[ふらふら]

 出産した産院で見事なまでのおっぱいセットアップをしてもらったあと、順調に進んでいた母乳ライフですが、母乳のための「清く、正しく、美しい」食事にはやっぱりきちんと意味があるんですね。普段は

・和食中心
・野菜をたくさん食べる
・海藻類をとる
・動物性たんぱく質は魚を多く
・くだものや生野菜を食べ過ぎない
・冷たいものはとらない

プラス、上に書いたもののとり過ぎをいろいろと避けています。冷えは大敵なので、体を温める食事をとるようにしています。お世話になった助産師さんには、「油と砂糖を使った食べ物」はおっぱいが詰まりやすい(乳腺炎になりやすい)のでよくないと聞きました。油と砂糖、というとドーナツが浮かぶのですが、先月、やっとこさ名古屋に進出してきた某Kドーナツも指をくわえて見てるだけ・・、です。うなぎなんかも大好物なのですが、あんましよくないそうです(涙)。

それでも、「たまに何を食べても大丈夫な人がいます」という言葉に、「もしかして、私大丈夫なんじゃないの~?」と思って食べすぎたら、大丈夫じゃなかった・・。コミックエッセイの『ダーリンは外国人』(今度映画になりますね~)で、乳腺炎はおっぱいがかちかちの岩になるかんじ・・という場面が出てくるのですが、ヤバイものをたくさん食べた時、しばらく授乳の間隔が開くとほんと、硬いものが詰まってる感触です。

母乳の原料は血液なので、「清く、正しく、美しい」母乳のための食事は血液をサラサラに保つ食事でもあります。わかっちゃいるけど・・の世界ですが、ここは健康的な食生活にシフトするチャンス、でもあるので真面目に食べ物のことは考えよう・・と思っています。

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追記

今朝の新聞に母乳で感染する白血病についての記事がありました。
感染した母親が4ヶ月以上母乳で育てた場合の乳児への感染率は15~20%、生涯発症率は5%(4/19朝日新聞より)
発症は確率的には低いけれども、母乳育児をしているとちょっと怖いですよね。
出産後にこの病気の存在を初めて知ったけれども、出産前に血液から検査できるみたいです。
この病気の検査も広まれば、安心して母乳あげられるのにな~と思います。
(感染に地域格差があって、私の住む東海地方ではそれほど感染率は高くないそうですが・・)
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Like a tree... [母乳育児]

木のようだ、

と最近思う。

おっぱいを毎日あげていて、すでに私の体重は妊娠前マイナス2キロ。
反対に先週2ヶ月に突入した息子はすでに生まれた時の2倍の重さ。

養分が吸い取られている!?(なんて・・)

産休前、生徒たちと一緒に、老木は朽ちても周りに生える若木に命は受け継がれる、という確かパール・バック原作の読み物を読んだ。

おっぱい育児って、木になるみたいだなあ、と思う。
妊娠中は胎盤とへその緒でつながっていて、
今は毎日おっぱいでつながっている、

私のからだから息子へ、確かに流れるものがあるんだと、愛せているんだと安心できる。

でも月齢が進めばやがてはおっぱいを卒業する時が来る。
(すでに新生児の頃に比べたら授乳回数も減った)
今はねんねだけど、もっとずっと動けるようになって、

そんな息子と何でつながるんだろう?

やっぱり、愛、なのかなあ・・・

と、随分クサイことを考えてしまいました。

立派な木でなくてもいいから、暑い日に木陰を提供できるような存在でいられたら、と思います。
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