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カンガルーケアを考える [お産のふりかえり]

 先日の朝のテレビ番組で、カンガルーケアのことをやっていました

 カンガルーケアとは、大雑把に言うと、出産直後、お母さんが赤ちゃんを胸にだっこしてしばらく密着して過ごす・・・というものです。母乳育児にも、赤ちゃんの健康にも、愛着形成にもいいことがある・・と言われています。

 そんなカンガルーケア、残念なことに、赤ちゃんの容体が急変したり・・と、事故もあるそうです。

 助産院で出産した私も、やりましたよ。カンガルーケア。(まだへその緒がついたままの時も抱かせてもらったような・・・)

 一年10か月前のことですが、あの時はほんとうに静かななんとも言えない時間でした。

 助産師さんが三人いらっしゃいましたが、静かに見守ってくださいました。
 (今思えば、赤ちゃんの様子がおかしくないか、しっかり見ていてくれたんですね[exclamation]

 赤ちゃんは本能でおかあさんのおっぱいを口に含むはずなんですが・・・ひろはなぜだか指をしゃぶっていました・・[たらーっ(汗)]

 「よく来たね」

 赤ちゃんに声をかけて、でも、ちょっと戸惑う気持ちもあって・・懐かしいです。

 もともと、助産院では正常なお産しか扱わないので、生まれてくる赤ちゃんが正常である確率も高いわけで・・・カンガルーケアもやりやすいのかも知れないですね。

 番組によると、赤ちゃんが圧迫されない位置に抱かれるようにしたり、呼吸を観察したりと、丁寧なケアが必要なんだそうです。

 私は最初に通っていた産婦人科で、分娩予定を入れようとして「混んでいるから部屋の希望が通らないかも・・」と言われ、「混んだところで出産するのってどうなんだろう・・・」と思い、助産院で出産することにしたクチですが、ケアの丁寧さという点では、とてもよかった気がします(病院での出産を実際に経験していないのでなんともいえないですけどね。助産院もいろいろあるだろうし)入院も、私一人でとても気ままだったし、すごく贅沢なお産だったと個人的には思っています。(まあ、でも出産時にお医者さんは電話の向こうにいるだけなので、そういうのが気になる人は、お医者さんにみてもらえるお産のほうが安心できるでしょうね)

 ということで、朝の番組を見て、お産の時のこと、久しぶりに思い出しました[かわいい](明け方に見た夢がたまたま、「生まれる~」と産院に行ったら、「今日は七人もここでお産するんですよ!」と戦場のようでたじたじになった・・という夢でした。先月、フラワーエッセンスにご縁があって処方してもらったのですが、以来、こういう夢をよく見ます・・潜在意識にすご~く効きます!)

 本日もお読みいただき、ありがとうございました[かわいい]よい一週間を。
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ゆだねる [お産のふりかえり]

 お産から一周年。お友達が最近出産したり、子育て中の幼なじみに出産のときのことを聞いたりしたこともあって、お産のことをぼんやり考えることが多いです。

 女性がお産することによって得るものって何だろう?(・・もちろん、子ども以外に)

 いろいろあると思うのですが、「委ねる」ことが分かる、できるようになる、ということがあるんじゃないかと思いました。

 思えば、妊娠、出産って自分の力じゃどうにもならないことも多いですよね。

 妊娠経過も順調で、無事に自然出産ができたけれども、それは自分で成し遂げたのではなく、大きな流れに身を任せたからこそ、そういう結果になった。

 自然分娩でも、帝王切開でも、産むのは自分でも、陣痛という自然のリズム、または医師の手、に身を委ねないとお産にならない(いっさいの医療介助を受けず出産する「自力出産」なるものもあるそうですが、この場合だって、陣痛がやって来てあとは自然のリズムを受け入れないとお産はできない)

 委ねてしまったら、その後何が起きるかは、自分の力でコントロールすることができない。それでも女性は出産に向かうことができる。実はすごいことなんじゃないかと思います。

 日本の学校教育では、よく「がんばればできる」なんて言われますね。確かに、学力が重要視される場では、自分でがんばった成果も出やすいですが、それだって、学力試験の日の体調だとか、運だとかに左右されることがある。

 がんばれば、何でも、自分で、できる。

 というのは無理があるんだなって、お産をしてはっきりとわかりました。

 難しいことがあったら、自分で何が何でもなんとかしよう~、と思うのではなくて、ちょっと「ゆだねてみる」。

 こだわって、これじゃなきゃ絶対イヤ!なんて思わず、こだわっていても少し遊びを残して「ゆだねてみる」。

 ゆだねるって、慣れないと怖いかもしれないですね。自分をちょっと手放してみると、予測不可能なことが起こるかもしれない・・・でも、自分でできることはやって、あとは、ぽいっとゆだねてみると、自分100%のときよりも、なんだか人生は面白くなるような気がします。お産をして、こどもがやってきて、分からないことだらけ、未知の世界だけど、出産前よりも人生が面白くなっているように。

 なんていうことをつらつら考えてみました。ここまでお読みいただき、ありがとうございます[黒ハート]
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一年ぶりの産婦人科 [お産のふりかえり]

午前九時前にしてすでに妊婦さんであふれる待合室・・超忙しそうなスタッフ・・・

先日、ガン検診のため、ちょうど一年ぶりに妊娠が分かったときお世話になった産婦人科クリニックを訪れました。(ふつう、産婦人科で妊婦検診を受けていれば、子宮ガン検診もするのですが、私は途中で助産院にかわったので去年受けていないのでした。プラス、今年は住んでいる市から、「無料クーポン」なるものがもらえたのと、プラス、夫が休みで家にいたので、息子を待合室で見ていてもらうことができたので行ってきました)

すごく懐かしくて、息子・ひろにも、「ひろくん、お母さんのお腹にいる時にいっしょに来たけど、覚えてる~
?」と聞いてしまいました。6か月のひろくんはキッズコーナーで遊んでいる小さい子に興味津々でしたが・・・

正直、昨年分娩予約をキャンセルして転院したので、検診を受けに来るのになんとな~く後ろめたさがあったのですが・・・

名前を呼ばれて検査室に入ったら、「待合室のお子さんは大丈夫?」と聞いてもらえたり、

おそらくカルテで確認したであろうドクターが、カーテンの向こうから

「お子さん、1月に生まれました~?よかったですね」

と声をかけてもらえたり・・・

一年前の、産婦人科に慣れていない私だったら、「な、な、なんで検査なのにドクターはカーテンの向こうだけで一度も顔を見せず、説明もないわけ~?」とか思ったかもしれないですが、今はこれだけ妊婦さんが多ければ、ガン検診が流れ作業でも仕方ないよね~超はやく終わってよかった~[ぴかぴか(新しい)]スタッフのみなさん、がんばってくださーい[かわいい]

と、素直に思えました。

思えば、昨年6月に初めて妊娠が分かったのもここでした。妊婦のファースト・ステップを踏み出したのがここでした。途中で自然なお産に対する気持ちが大きくなって、8月に転院してしまいましたが、思えばその時も勝手な妊婦に「助産院とはこだわってるね~何かあったらまた来なさいね」と、快く(?)送り出してくれたのでした。

だからお産に関する医療機関では、この産婦人科クリニックと、助産院の両方、あと、2回お邪魔した助産院の提携クリニックに大きな大きな感謝の気持ちがあります。助産院での自然なお産、と言っても、産婦人科にも検診に行きますし、医療は欠かせません。助産院だって、立派な医療機関です。自然=医療の排除、ではなく、自然なお産を医療にサポートしてもらってるんだな、ということに気づきました。

なかなか、助産院のようなところでアット・ホームなお産を経験できる国は少ないそうです。助産院を支える医療のネットワークがこの先もずっとずっとしっかりしていてほしいなあ・・と、思います。

久々の産婦人科に、いろいろと妊娠期間のこと、出産のこと、懐かしく思い出した夏の一日でした(ちなみに31回目の誕生日でもありました・・・なんだか、10年前、21歳になって「もう21歳になっちゃった!」と思ったのを覚えているのですが、この10年、あっちゅ~間だったわ!)
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フリースタイル出産 [お産のふりかえり]

この間育児雑誌を読んでいたら、お産の体験談で、

「いよいよ生まれそうになってきたので、分娩台の上で体を起そう(立ち上がろう、だったかな?)としたら、助産師に止められた。恥ずかしい・・」

というようなことが笑い話として載っていましたが、分娩の時に体を起したくなるのは自然なことじゃないの~?と思ってしまいました。なんで止めるの~?楽なのに?(まあ、でも分娩台から落ちたら危険だ・・)

先月出産した時、お産のスタイルは「フリースタイル出産」でした。
妊娠した当時はフリースタイル、ってどんなものか分からず、「なにかの競技の種類か?」くらいの印象でしたが、産婦人科クリニックから助産院に転院したので、分娩台で仰向けの姿勢ではなく、このフリースタイル出産で産むことになりました。

フリースタイルの一番の特徴は「自分の好きな姿勢がとれる」ということです。

事前に助産師の先生から、「よつんばいか、横向きがいいよ」と聞き、お産のビデオをお借りして「予習」もしていたのですが、実際自分がどういうスタイルをとるのか、出産の時までよく分かりませんでした。

「その時になれば分かるかな~?」と、少し楽しみにしていました。

実際は、陣痛を逃している時は「よつばい」
そして、いきみたくなってきたら、よつばいから上体を起こし、椅子に座った夫に正面からつかまっていきみました。
(こうすれば、夫も介助者として出産に立ち会ってもらえるし、出血なども見られなくてすみます。陣痛のお休みの時期は夫のひざの上にもたれて休んでいました)

上体を起こすと、陣痛の痛みが強くなったので産む体制に入るまでは、低いよつばいが楽でしたが、産む時が近づくと、雑誌の体験談の妊婦さんのように、自然と上体を起こしたくなったのです。

このようによつばいから上体を起こすと、いきむ時も重力に従って、下にいきめばよいので、そりゃ、陣痛は痛いですけど、「重力の力を借りている」という安心感もあって割と楽だった気がします。

(ただ、やはり自分としては陣痛から早く逃れたいという気持ちがあって、産みやすかったのでどんどんいきんでついに生まれる時、せっかく助産師さんが会陰保護をして、いきみ逃しの呼吸のリードもしてくれていたのに、息子が「するっぽん!」と生まれてきて、会陰部が少し裂けてしまいましたが(自然裂傷だったので、すぐにくっついて痛みもそんなにありませんでした)(妊娠中から息子には常々「生まれてくる時は「するっぽん!」って生まれてくるんだよ。」と語りかけていたので、しょうがないかも・・今度妊娠することがあったら、語りかけ方を変えよう・・)

というわけで、初めて経験したフリースタイル出産は「産みやすく、楽」という印象です。
産後も消耗してヘロヘロ・・ということはなく、産後3時間で立ち会ってもらった夫と母と一緒に座布団に座っておにぎり食べてましたし、すぐに母子同室(同床)となったのですが、そんなに大変ではなかったです。

助産院でなくとも、病院でもフリースタイル出産できるところはあるし、分娩台の上でもフリースタイルでできるところもあるみたいです。出産といえば分娩台で仰向けにいきんで・・というイメージが強いと思いますが、個人的にはフリースタイル出産はとてもおススメです!

***
出産から一カ月が経過しました。
時間のある時に少しずつお産を振り返りたいなと思います。
読んでくださってありがとう。
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