よあけ [絵本]
絵本ってよく目安として「×才から」の表記がありますよね。
子どもを育ててみると、つくづく、そういうの、あてにならないな~と思います。
以前住んでいた場所の近所の本屋さんで出会ったこちらの絵本
ユリー・シュルビッツ 『よあけ』
とにかく美しい本です。絵も美しいけれども、訳文がとにかく美しい。
「つきが いわにてり、 ときに このはをきらめかす。 やまが くろぐろと しずもる」
ため息がでます。訳者はきっと美しい日本語の世界に住まれていたのでしょう。
と、母親がうっとりしていますが、ひろはこの絵本の読み聞かせが大好きで、最近何度も「読んで」と持ってきます。この作品の雰囲気が好きなのかな?センスいいぞ~、その調子と母は応援しております。
こんな風に、大人の鑑賞にたえうる絵本を一歳児と楽しめる、というのは、贅沢な時間です。育児のごほうびです。子どもだからって、大人の視点からみた「子どもらしいもの」(例えば、原色きらきらとか(そういうのも楽しいけれど)、キャラクターものとか、アニメ調とか・・・)を好むのではなく、ちゃんと独自の好みを持っているし、本物を認める力を持っていますね。子どもは真善美の世界に惹かれるということでしょうか・・・
ところで、こちらの絵本
むらお かずこ 『どぞう』
私の育った場所には土蔵がたくさんあって、懐かしくて購入しました。
どぞうができるまでを絵と文で説明してあります。
まだ一歳児には早いかな・・と思って、出してなかったのですが、あれはひろが一才4か月くらいの時だったでしょうか、ひっぱりだしてきて、「読んで」とせがまれ、以来ずっとお気に入りです。
どろだんごをつくるところがでてきたり、小さい子でも面白いのかも知れませんね。
それにしても、土壁のしくみや、漆喰の作りかたを読んでもらっている一歳児というのもなかなかしぶいですね・・・
「こうかな?」と思う大人の気持ち(下手すると押し付け)をひょいと超えていくこどもの好み・・・絵本の世界は面白いです
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました
子どもを育ててみると、つくづく、そういうの、あてにならないな~と思います。
以前住んでいた場所の近所の本屋さんで出会ったこちらの絵本
ユリー・シュルビッツ 『よあけ』
とにかく美しい本です。絵も美しいけれども、訳文がとにかく美しい。
「つきが いわにてり、 ときに このはをきらめかす。 やまが くろぐろと しずもる」
ため息がでます。訳者はきっと美しい日本語の世界に住まれていたのでしょう。
と、母親がうっとりしていますが、ひろはこの絵本の読み聞かせが大好きで、最近何度も「読んで」と持ってきます。この作品の雰囲気が好きなのかな?センスいいぞ~、その調子と母は応援しております。
こんな風に、大人の鑑賞にたえうる絵本を一歳児と楽しめる、というのは、贅沢な時間です。育児のごほうびです。子どもだからって、大人の視点からみた「子どもらしいもの」(例えば、原色きらきらとか(そういうのも楽しいけれど)、キャラクターものとか、アニメ調とか・・・)を好むのではなく、ちゃんと独自の好みを持っているし、本物を認める力を持っていますね。子どもは真善美の世界に惹かれるということでしょうか・・・
ところで、こちらの絵本
むらお かずこ 『どぞう』
私の育った場所には土蔵がたくさんあって、懐かしくて購入しました。
どぞうができるまでを絵と文で説明してあります。
まだ一歳児には早いかな・・と思って、出してなかったのですが、あれはひろが一才4か月くらいの時だったでしょうか、ひっぱりだしてきて、「読んで」とせがまれ、以来ずっとお気に入りです。
どろだんごをつくるところがでてきたり、小さい子でも面白いのかも知れませんね。
それにしても、土壁のしくみや、漆喰の作りかたを読んでもらっている一歳児というのもなかなかしぶいですね・・・
「こうかな?」と思う大人の気持ち(下手すると押し付け)をひょいと超えていくこどもの好み・・・絵本の世界は面白いです
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました
地図食べたっていいし~ [絵本]
こちらの絵本、昨年の初秋だったかな~・・・あまりに暑くて嫌になって、近所の本屋にひろをスリングに入れて歩いて行って、見つけた本です。レオ=レオニのイラストが可愛らしくて、自分で気に入った本なのですが、当時6か月だったひろも楽しんでいたようです。一歳に近づくと、何度も持ってきて「読んで」。一歳過ぎた頃は毎日せがまれて、毎日何回も読んでいた気がします。(読書好きの私としては、ねずみの子どもたちが「きょうは、何をしようか?」の問いに、まず「本読んだっていい」と来るのがお気に入り)
最近は他の絵本にも目移りしてしまって、毎日は読んでいませんが、今日、久しぶりに持ってきたので、読んであげました。
すると、あるページを読むと、しきりに壁を指さすではありませんか・・・壁には地図が貼ってあります。
読んだページには
「ちーずたべたっていい!!」
って書いてあります。
チーズ→地図
ひろはチーズをほとんど食べたことがないので、チーズが分からないのはしょうがないのですが、でも、「ちず」という言葉は頭の中に入っていて、それが示すものも分かっていたんですね~別に、家で「地図」という言葉をたくさん使うわけではないのに、どこで覚えたんだろう?一歳児の語彙能力はすばらしいです。ビジネス英会話のテキストの語彙を覚えては忘れていくおかあさんにも、その力を分けてほしい・・・
その他に、この本を読んで「電話」も、家の電話を指さします。イラストは昔の黒電話がデフォルメされて書かれているので、読みながら、「これが電話だって、わかるかな~?」と思っていたのですが、しっかり分かっていたみたい
今日も感動しました。
どうもありがとう
(でも、地図は食べられないからね・・・)
絵本との再会 [絵本]
子育てしていると、大変なことも多いですよね。精神的にも、肉体的にも・・・
育児は、楽しいです。でも、同時に、「よくこんなこと、やってられるなー」と思っている自分がどこかにいます。
でもね、大変な日々に、ふと、心が柔らかくなる瞬間があります。それは、やっぱり、子育てを通じて、自分自身のこども時代に再会できるからじゃないかな、と、ここ一年、よく感じます。
精神科医の越智啓子先生の本を読んでいたら、「子育ては自分のインナーチャイルドの癒しにもなる」というようなことが書いてあって、最初は「そんなもんかいね・・」と思っていたのですが、息子も一歳半になり、「こどもらしさ」が増してきた現在、育児の経験を一年半積んだ現在では、「うんやっぱりそうかも・・」って思います。(ちなみに「インナーチャイルド」とは心理学の用語で、潜在意識のなかに存在するこども時代の自分のことで、ここが抑圧されていると、精神的不調につながったり・・というようなことだと思います(私の理解の範囲で説明してみると・・)
私の場合、育児が始まってからの子ども時代との再会で一番うれしかったのは、やっぱり絵本たちとの再会でした。ちょっとドキドキしながら、自分が読んだ時の記憶がまだうっすら残っている絵本を息子に読んだり、最近出た本を楽しみながら読んだり・・はたまた、育児雑誌のおすすめ絵本の中に、実家の本棚にあった絵本を見つけて、親がどんな気持ちで絵本を選んでくれたかに思いを馳せたり・・・
正直、絵本って、何歳から読んであげればいいの?と出産前は思っていましたが、当時住んでいた自治体では「ブック・スタート事業」をやっていて3か月検診の時に、一冊絵本をいただけて、ボランティアの方に読み聞かせまでしてもらいました。
だから、それから、絵本を読み始めて、最初は「わかってんのかな~」というくらい表情がなかったのが、だんだん笑うようになったり、興味をもったり、お気に入りの絵本ができたり、絵本が大好きすぎてびりびりにしてしまったり・・・絵本ライフ、続行中です。絵本のことを、ちょっと書いていこうかな、と思います。
ちなみに、最初にブック・スタートで頂いた絵本はこちら↓
読み始めは生後4か月くらいで、「わかってんのかな~」と思いましたが、そのうち、ドアをノックするようになり、今では「おおきなおくちのわにさん」というところを読むと、ガラガラと、わにのおもちゃを引っ張ってやってくるようになりました。小さいなりに絵本の好みもいろいろあるのですが、記念すべき最初の一冊のこちらは、「熱狂的には好きでないけど、でもコンスタントにまあまあ好き」というような感じです、ひろの場合。
育児は、楽しいです。でも、同時に、「よくこんなこと、やってられるなー」と思っている自分がどこかにいます。
でもね、大変な日々に、ふと、心が柔らかくなる瞬間があります。それは、やっぱり、子育てを通じて、自分自身のこども時代に再会できるからじゃないかな、と、ここ一年、よく感じます。
精神科医の越智啓子先生の本を読んでいたら、「子育ては自分のインナーチャイルドの癒しにもなる」というようなことが書いてあって、最初は「そんなもんかいね・・」と思っていたのですが、息子も一歳半になり、「こどもらしさ」が増してきた現在、育児の経験を一年半積んだ現在では、「うんやっぱりそうかも・・」って思います。(ちなみに「インナーチャイルド」とは心理学の用語で、潜在意識のなかに存在するこども時代の自分のことで、ここが抑圧されていると、精神的不調につながったり・・というようなことだと思います(私の理解の範囲で説明してみると・・)
私の場合、育児が始まってからの子ども時代との再会で一番うれしかったのは、やっぱり絵本たちとの再会でした。ちょっとドキドキしながら、自分が読んだ時の記憶がまだうっすら残っている絵本を息子に読んだり、最近出た本を楽しみながら読んだり・・はたまた、育児雑誌のおすすめ絵本の中に、実家の本棚にあった絵本を見つけて、親がどんな気持ちで絵本を選んでくれたかに思いを馳せたり・・・
正直、絵本って、何歳から読んであげればいいの?と出産前は思っていましたが、当時住んでいた自治体では「ブック・スタート事業」をやっていて3か月検診の時に、一冊絵本をいただけて、ボランティアの方に読み聞かせまでしてもらいました。
だから、それから、絵本を読み始めて、最初は「わかってんのかな~」というくらい表情がなかったのが、だんだん笑うようになったり、興味をもったり、お気に入りの絵本ができたり、絵本が大好きすぎてびりびりにしてしまったり・・・絵本ライフ、続行中です。絵本のことを、ちょっと書いていこうかな、と思います。
ちなみに、最初にブック・スタートで頂いた絵本はこちら↓
読み始めは生後4か月くらいで、「わかってんのかな~」と思いましたが、そのうち、ドアをノックするようになり、今では「おおきなおくちのわにさん」というところを読むと、ガラガラと、わにのおもちゃを引っ張ってやってくるようになりました。小さいなりに絵本の好みもいろいろあるのですが、記念すべき最初の一冊のこちらは、「熱狂的には好きでないけど、でもコンスタントにまあまあ好き」というような感じです、ひろの場合。