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母乳と放射能 [after 3.11]

 今日は先月も行った放射能の勉強会に行ってきました。

 食品の放射能汚染について。長年、環境中の放射能測定をされていた方からのお話しを聞きました。
 若い女性を中心に、皆さんとても真剣に聞かれていました。

 3.11以前にも、大気中の核実験が盛んだった1960年代や、チェルノブイリ原発事故のあった1980年代後半など、日本には放射性物質が降下しているのですが、現在の特にこの地域(愛知県)のレベルは1970年代のレベルに相当する、とのことでした。安全なのかと言われれば、それは言い切れないけど、講師の方は、愛知県の農産物を福島に送りたい、福島の子どもを愛知に招きたいくらいだ、とおっしゃっていました。内部被ばくに気を付け、環境中の放射能と向き合う覚悟で生活をするしかない、ということでした。

 ところで、今日は聞きたかったことを質問してみました(ガンバリました~)

 それは、ずばり母乳と放射能の関係についてです。↓のように質問してみました。

 「環境中のダイオキシンは母乳に出ていても、授乳のメリットが勝るから授乳をしたほうがよい、と言われますが、放射能の場合はどうなのでしょうか?広島在住のお母さんの母乳からセシウムが出たという報道があり、心配です。母乳ではなくミルクにしたり、授乳を早く切り上げたり・・・とこの地域に住んでいてもしたほうがよいのでしょうか?」

 答えは、

 「ヨウ素は母乳にすぐに出ます(6時間くらいで、とのこと)なので、爆発があったら3か月くらいは授乳を控えたほうがよいかもしれません。セシウムはそれよりもゆっくり母乳に出ますが、この地域であれば、まずお母さんが内部被ばくに気をつければ大丈夫」

 とのことでした。(終了まじかで、託児のお迎えのこともあり、ちょっと焦り気味だったので、理解が足りないこともあるかも知れませんが、だいたいこんな感じ)

 3か月は授乳を控える・・・って、そんなことしたら母乳は干上がりますがな~と心の中で思いました。母乳はやめるしかない。それくらいシビアなことなんでしょうね。でも、内部被ばくに気をつければ大丈夫というところに救われますね。

 私がしていることと言えば、なるべく西の野菜を食べる(生協で、熊本の有機野菜を2週間に一度宅配してもらっていますが、助かっています)、きのこなど放射性物質をとりこみやすいものは食べない(施設栽培のきのこでも微量のセシウムが検出されたことを知り、以来ほとんど食べてません。ちなみにだしに使う干ししいたけは震災前採取のもの2年分くらい昆布と一緒に備蓄しました)。卵、牛乳など、次世代にかかわるものは放射性物質も濃縮する傾向にあるので、とらない。(もともと牛乳は我が家は飲まないので、飲んでいません。ヨーグルトではなく、豆乳グルト(マルサンの東海地方限定商品です)を震災前から食べています。卵は生産地、飼料のなるべく分かるものをたまに食べます)・・・ま、上げればきりがありませんが、自分も、家族もとり入れる放射能は少ないほうがよいのでがんばります。お友達に放射能検査を自前でしっかりしている生活クラブを紹介してもらい、食材の大半はそちらで購入していますが、ありがたいです。

 ところで、今回してみた母乳の質問は、チェルノブイリでもよく聞かれる質問なんだそうです。そりゃあ、授乳中の母親だったら、心配になってしまいますよね・・・原発事故のおかげでのんきに母乳育児もしていられない・・こんな日本になってしまったのは悲しいですが、でも、前を向いて歩いていくしかないですね。

 今日もここまでお読みいただき、ありがとうございました[かわいい]
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内部被曝の勉強会に行ってきました [after 3.11]

 見えない、分からないものだから、怖い[モバQ]まずは、敵を知ることから・・・と思って、内部被曝の勉強会に行ってきました。

 車にひろをのせて、えっちら30分。名古屋市南部の病院にて。ひろは託児です。
 (この病院、昨年オープンしたばかりなのですが、病院内にフィットネス・ジムがあったり、オーガニック・カフェがあったり、天然酵母のパン屋さんがあったり・・・ちょっと近未来的でくらくらしました)

 最近のニュースによく出てくるさまざまな用語をはじめ、放射能関連のあれこれを長年被曝医療に携わってこられたお医者さまから分かりやすく説明していただきました。

 でも、一番心に残ったのは・・・

 これからの時代、誰かが「大丈夫」と言ったから、安心ではない。自分の中で基準を持って、自分で責任を取ることが必要な時代になる。

 という、80歳の講師の方の言葉でした。歴史をくぐりぬけてきた方の言葉だけに、重く響きました。

 思うに、上記のようなことは、多くの日本人は苦手な気がしますが・・・災害が起きて、いろんな意味で試練をつきつけられていますね。否応なく、変化しなければならないのが、今の時代なんですね・・・

 ところで、講師の方は、「もう高齢なので、内部被ばくは気にしてません・・」とのこと。

 ・・・うらやましいです!

 会場には、子育て世代のお母さんをはじめ、老若男女、集いました。

 みなさん、今の状況を憂慮され、とても真剣です。

 周りでは、こういうこと、気にしている人もあまりいないので、なんだか、ちょっと勇気づけられました。

 
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